Campaign Monitor の代替:2026年版メール配信サービス 7 選の比較
料金、無料プラン、自動化の深さ、EC との相性、CRM 対応、移行の手間で、Campaign Monitor の主要な代替サービスを比較します。
Campaign Monitor は今も実力のあるメールマーケティングのプラットフォームです。特に、洗練されたテンプレート、クライアント用のサブアカウント、分かりやすいキャンペーン作成画面を重視するチームには向いています。問題は市場が動いたことです。2026年の中小企業は、メールの一斉配信以上のものを求めています。予算を投じる前に、フォーム、CRM の文脈、自動化、SMS、WhatsApp、EC のトリガー、そして実用的な無料プランを期待しているのです。
だからこそ「Campaign Monitor 代替」という検索は、単なるメールツールの一覧を求めているわけではありません。意図はもっと具体的です。自社のリスト規模ではどれが安いのか、本当に使える無料プランがあるのはどれか、自動化が強いのはどれか、そして移行はどれくらい大変なのかを知りたいのです。
まずは要点をまとめます。
| 代替サービス | 向いている用途 | 無料プラン | 主なトレードオフ |
|---|---|---|---|
| Brevo | メールに加えて CRM とマルチチャネルの配信も使いたい中小企業 | あり | 下位プランは送信量ベースのため、連絡先の保存数と追加オプションを要確認 |
| MailerLite | シンプルなニュースレター、ランディングページ、クリエイター型のリスト | あり | 本格的な CRM や営業のワークフローには物足りない |
| ActiveCampaign | 高度な自動化とライフサイクルマーケティング | 恒久的な無料プランなし | 複雑で、最安になることはほとんどない |
| Mailchimp | 使い慣れた画面と豊富な連携 | あり | オーディエンスが増えると料金と連絡先の数え方が膨らみやすい |
| Kit | クリエイター、ニュースレター、デジタル商品 | あり | 幅広い CRM や EC の運用向けには作られていない |
| Constant Contact | 地域ビジネス、イベント、手厚いサポート | トライアル中心 | 専門ツールと比べると高度な自動化の柔軟性は低い |
| Omnisend | EC のメールと SMS の自動化 | あり | 事業がストア中心であるほど価値が出る |
なぜ Campaign Monitor 以外を検討するのか
主にニュースレターと販促メールを送るチームにとって、Campaign Monitor は理にかなった選択です。メールデザインの伝統があり、代理店にも使いやすいアカウント機能を備えています。それでも、チームが代替を比較する理由は主に 5 つあります。
1 つ目は、無料プランへの期待が変わったことです。Brevo、MailerLite、Mailchimp、Kit、Omnisend はいずれも有料契約なしで始める手段を用意しています。ただし送信数、登録者数、連絡先数、機能の上限はそれぞれ異なります。
2 つ目は、課金モデルの違いです。Campaign Monitor といくつかの競合は、おおむね連絡先数やプランの階層で価格が決まります。Brevo はマーケティング機能の価格をメールの送信量とプランの水準で決めるため、大きな顧客データベースを持ちながら送信を絞る運用では魅力的になります。
3 つ目は、多くの EC 事業やサービス事業にとって、メールだけでは足りなくなったことです。顧客がメール、SMS、WhatsApp、サイト上の行動、購買イベントの間を行き来しているなら、メールだけのワークフローでは売上を取りこぼします。
4 つ目は、自動化の深さに大きな差があることです。単純なウェルカムシリーズならどのツールでも作れます。差が出るのは、分岐するジャーニー、スコアリング、行動トリガー、EC のイベント、チャネルをまたぐフローです。
5 つ目は、移行が判断を迫る機会になることです。どのみち連絡先を書き出し、テンプレートを作り直すのなら、直近のキャンペーンではなく今後 2 年に合うプラットフォームを選ぶ価値があります。
2026年の Campaign Monitor 代替サービス
1. Brevo:費用対効果とマルチチャネルで総合的に最良
Brevo が多くの中小企業にとって最有力の代替である理由は、メールマーケティングに SMS、トランザクションメッセージ、フォーム、セグメンテーション、自動化、営業機能を 1 つにまとめている点にあります。無料プランならクレジットカードなしで送信を始められ、マーケティングのプランはリスト規模だけでなく月間のメール送信量に応じて拡張します。
このモデルは、連絡先データベースは大きいものの、全員に毎週メールを送るわけではない場合に有効です。CRM が育ったという理由だけで費用が増えるのではなく、実際の送信量と必要な機能を軸に計画できます。
Campaign Monitor がメール寄りすぎると感じる場合にも Brevo は合います。ランディングページを作り、連絡先をセグメント化し、ワークフローを起動し、マーケティングと営業の文脈を結び付けられます。Brevo と Shopify の上に Tajo を重ねれば、その顧客の文脈はさらに価値を持ちます。Tajo が注文、商品、エンゲージメントのイベント、ロイヤルティの活動を同期するため、キャンペーンは静的なリストではなく顧客の行動に基づいて動きます。
メール、SMS、CRM、自動化を担う実用的なオールインワンの基盤がほしいなら Brevo を選びましょう。
CRM もマルチチャネルも不要で、とにかく最も単純なニュースレターツールだけがほしいなら、別の選択肢を検討してください。
あわせて読みたい記事:Brevo とは、Brevo の無料プランガイド、Brevo と Mailchimp の比較。
2. MailerLite:シンプルなニュースレターに最適な代替
重厚なマーケティング一式なしで、すっきりとニュースレターを送りたいチームには MailerLite が最も勧めやすい選択です。無料プランは小さなリストに十分で、エディターは扱いやすく、自動化、フォーム、ウェブサイト、ランディングページも備えています。
Campaign Monitor より MailerLite を選ぶ最大の理由は、シンプルさです。週次のニュースレターを送り、いくつかのリードマグネットを運用し、開発者の手を借りずにランディングページを用意したいなら、幅広い機能を持つプラットフォームより落ち着いた運用ができます。
トレードオフは深さです。営業パイプライン、複雑な CRM データ、高度な EC のセグメンテーション、チャネルをまたぐジャーニーには最適とは言えません。メールリストが仕組みの中心にある場合に最も力を発揮し、より大きな顧客接点の一部としてのメールには向きません。
摩擦の少ないメールマーケティングと充実した無料プランがほしいなら MailerLite を選びましょう。
深い自動化のロジック、営業向け CRM のワークフロー、EC 起点の設計が必要なら、別の選択肢を検討してください。
3. ActiveCampaign:高度な自動化に最適
シンプルさより自動化の深さが重要なら、ActiveCampaign が適した代替です。分岐するワークフロー、行動に基づくセグメンテーション、詳細なキャンペーンのレポート、ライフサイクルマーケティングを求めるチーム向けに作られています。
Campaign Monitor と比べると、複雑なナーチャリングの仕組みでは通常 ActiveCampaign のほうが強力です。リード、トライアル利用者、リピーター、休眠顧客、高価値の企業ごとに別の経路が必要なら、マーケターが組み立てられる余地が大きくなります。
トレードオフはコストと複雑さです。この一覧のなかで最も扱いやすい製品ではありませんし、連絡先数、ユーザー数、追加オプションを含めると最安になることもまずありません。作りたい自動化がすでに明確なチームに向いています。
自動化が乗り換えの主な理由なら ActiveCampaign を選びましょう。
主にニュースレターを送っていて、下書きから送信までの最短経路を求めるなら、別の選択肢を検討してください。
4. Mailchimp:使い慣れた画面と連携の豊富さ
Mailchimp は今も最も知名度の高い Campaign Monitor の代替のひとつです。広い連携の周辺環境、洗練されたテンプレート、EC 向けの機能を備え、ブランドとしての認知度が高いため、技術に詳しくないチームでもすぐに理解できます。
多くのチュートリアル、対応できる代理店、アプリ連携がそろった主流のプラットフォームを重視するなら、Mailchimp は検討に値します。無料から始めて、あとからランディングページ、自動化、EC のキャンペーンを追加したい小規模チームにも妥当な選択です。
注意点は料金です。Mailchimp のプランは連絡先の階層と機能水準に連動し、購読中の連絡先以外もアカウントの上限にカウントされます。リストを整理せずに、古い連絡先や配信停止済み、休眠中のレコードを取り込むと、移行してきたチームは想定外の費用に驚くことがあります。
大きな周辺環境を持つ使い慣れたメールプラットフォームがほしいなら Mailchimp を選びましょう。
拡大時のコストをより読みやすくしたいことが Campaign Monitor を離れる主な理由なら、別の選択肢を検討してください。
5. Kit:クリエイターとニュースレター事業に最適
Kit(旧 ConvertKit)は、従来型のマーケティング部門ではなくクリエイター向けに作られています。ライター、講座の販売者、独立系の発行者、コーチ、ポッドキャスターなど、メールをオーディエンスの中心的なチャネルとして扱う人に特に強いプラットフォームです。
無料のニュースレタープランは魅力的で、ランディングページ、フォーム、一斉配信、タグ付け、セグメンテーション、デジタル商品の販売まで、始めたばかりのクリエイターを支えます。有料の Creator と Pro のプランでは、より強力な自動化、ステップ配信、A/B テスト、共同作業の機能が加わります。
幅広い CRM、企業単位の営業ワークフロー、カタログ全体にわたる EC のセグメンテーションが必要なら、Kit は最適ではありません。オーディエンスの成長、コンテンツ、商品、サブスクリプションを軸に事業が回っているときに最も力を発揮します。
メールリストがクリエイターのオーディエンスなら Kit を選びましょう。
マーケティングチームがより広いマルチチャネルの CRM プラットフォームを必要とするなら、別の選択肢を検討してください。
6. Constant Contact:地域ビジネス、イベント、サポート重視に最適
Constant Contact は、より手厚い案内を求める地域の小規模事業者、非営利団体、イベント主体の組織にとって有力な代替です。プランには扱いやすいメール機能、SNS 連携、テンプレート、サポート込みのオンボーディングが含まれます。
Campaign Monitor と比べると、メールデザインの専門ツールというより、実務的な中小企業向けマーケティングの一式という印象です。電話やチャットでのサポート、イベントの告知、アンケート、SNS 投稿、キャンペーンのカレンダーを 1 か所でまかないたいチームに役立ちます。
トレードオフは、成長したマーケターには物足りなくなる点です。深い分岐の自動化、EC の行動データ、開発者レベルのカスタマイズが必要なら、この一覧のほかの選択肢のほうが合います。
サポートと中小企業向けマーケティングの基本がほしいなら Constant Contact を選びましょう。
高度なライフサイクル自動化が必要なら、別の選択肢を検討してください。
7. Omnisend:EC に最適な Campaign Monitor の代替
Campaign Monitor の代替を比較している EC ストアには、Omnisend が最も適しています。オンラインストアが実際に使う売上のためのワークフローを中心に作られているからです。ウェルカムシリーズ、カート放棄、閲覧放棄、商品レコメンド、顧客の再活性化、メールと SMS のキャンペーンなどです。
Omnisend の無料プランでは小規模なストアが仕組みを試せますし、Standard と Pro のプランは送信量の多い EC マーケティングに対応します。Campaign Monitor との決定的な違いは前提です。Omnisend はオンラインで商品を販売し、ストアの行動に紐づいた自動化が必要であることを前提にしています。
その EC への特化は制約でもあります。オンラインストアを運営していないなら、必要以上に専門的に感じられるでしょう。
売上が Shopify、WooCommerce などの EC プラットフォームに依存しているなら Omnisend を選びましょう。
サービス業、B2B、ニュースレター中心の事業なら、別の選択肢を検討してください。
料金と無料プランの比較
この表は出発点として使い、購入前に必ず最新の料金ページを確認してください。料金ページは 2025年と 2026年に頻繁に変わっており、連絡先数、送信量、契約期間、追加オプションによって価格を個別化している提供元もあります。
| プラットフォーム | 公開されている無料の選択肢 | 有料の入門プラン | 注意すべき課金の軸 |
|---|---|---|---|
| Campaign Monitor | 無料トライアル | Lite、Essentials、Premier | 連絡先の階層とプランの水準 |
| Brevo | 1 日の送信上限付きの無料プラン | Starter、Standard | 月間メール送信量、連絡先の保存数、追加オプション |
| MailerLite | 小規模リスト向けの無料プラン | Growing Business、Advanced | 登録者数の階層 |
| ActiveCampaign | トライアルと個別の購入手続き | Starter、Plus、Pro、Enterprise | 連絡先数、ユーザー数、追加オプション |
| Mailchimp | 無料プラン | Essentials、Standard、Premium | 連絡先の階層とカウント対象の連絡先 |
| Kit | 無料のニュースレタープラン | Creator、Pro | 登録者数 |
| Constant Contact | トライアルと有料プラン | Lite、Standard、Premium | 連絡先数と送信上限 |
| Omnisend | 小規模ストア向けの無料プラン | Standard、Pro | 課金対象の連絡先、メールと SMS の送信量 |
重要なのは開始価格だけではありません。連絡先 500 件では安いプラットフォームが、25,000 件では高額になることがあります。無料プランがあっても、送信上限が低すぎれば窮屈です。メールの単価が安くても、必要な機能が追加オプションに閉じ込められていれば結局は高くつきます。
適切な移行先の選び方
まず、Campaign Monitor を離れる理由から考えましょう。
コストが理由なら、実際のリスト規模、月間の送信量、今使っている機能を比べます。まず候補に挙がるのは Brevo、MailerLite、Omnisend であることが多いです。
自動化が理由なら、移行前にワークフローの作成画面を比較しましょう。汎用の自動化なら ActiveCampaign が最も強力で、EC 特有のワークフローなら Omnisend が優れています。
デザインが理由なら、技術に詳しくないチームには MailerLite、Mailchimp、Constant Contact が扱いやすいでしょう。
CRM の文脈が理由なら、Brevo から始めるのが最善です。Brevo と EC のデータの上に Tajo を重ねれば、静的なメールリストを超えて、購買、商品への関心、エンゲージメント、ロイヤルティの状態、次に取ると予測される行動に基づいてキャンペーンを組み立てられます。
クリエイターであれば、Kit を別枠で検討する価値があります。汎用の CRM を目指してはおらず、クリエイターがオーディエンスを増やし、分類し、収益化することを支えるための製品です。
Campaign Monitor からの移行チェックリスト
すべての連絡先を書き出して新しいプラットフォームに取り込むだけの移行はやめましょう。それでは古いリストの衛生上の問題を、そのまま新しいアカウントへ持ち込むことになります。
- 連絡先、カスタム項目、配信抑止リスト、配信停止のデータを書き出します。
- 取り込む前にファイルを整理します。重複、形式の崩れたメールアドレス、恒久的なバウンス、送信の許可がなくなった連絡先を削除します。
- 今も使っているテンプレートだけを作り直します。古いテンプレートには時代遅れのブランド表現や、モバイルで崩れる構成が残りがちです。
- 項目は丁寧に対応付けます。タグ、セグメント、同意の取得元、顧客種別、ライフサイクルの段階は、ターゲティングに使っているなら必ず引き継ぎます。
- 自動化はスクリーンショットではなく業務のロジックから作り直します。古い複雑さをそのまま写すより、新しいツールで整理されたワークフローのほうが優れています。
- 送信前に、送信ドメインを SPF、DKIM、DMARC で認証します。
- 大きなリストや反応の乏しいリストを移す場合は、送信量を段階的に増やして慣らします。
- 本番のトラフィックを切り替える前に、社内アカウントと確認用アドレスへテスト配信します。
- 新しいプラットフォームから重要なキャンペーンを問題なく送れるまで、Campaign Monitor は解約せずに残しておきます。
Brevo へ移行して Tajo を使う場合は、もう 1 つ手順を加えましょう。ジャーニーを作り直す前に、commerce と顧客のイベントを同期しておくことです。そうすれば、新しい自動化が初日から質の高いデータで動きます。
総合的なおすすめ
多くの中小企業にとって、Brevo が最良の Campaign Monitor の代替です。メールだけよりも広い運用基盤が手に入るからです。まずメールキャンペーンから始め、事業の成長に合わせてセグメンテーション、フォーム、自動化、SMS、営業ツール、顧客とのメッセージングを追加できます。
ニュースレターとランディングページだけでよいなら MailerLite が適しています。自動化の深さが最優先なら ActiveCampaign、EC なら Omnisend、クリエイターなら Kit が適しています。周辺環境の使い慣れが重要なら Mailchimp、サポートと実務的なマーケティングツールを求める地域ビジネスなら Constant Contact が向いています。
避けたいのは、開始価格の安さだけで選ぶことです。半年後に必要になる運用を基準に選びましょう。リストの成長、顧客のセグメンテーション、自動化、EC の売上、CRM での可視化、マルチチャネルでの継続率のどれを重視するのかが判断の軸です。